もしも明日という未来があるのなら

「ん?野村ちゃんが好きだよ。」

「え。」

マジ、かよ。

あまりにストレートな言葉。

「野村ちゃんって面白いよねー」

たしかに見ていて面白いしあきないし。

でも、野村のおもしろいとこは俺だけが知っていたい。

もし野村と蒼木が付き合ったら・・・

「あー・・・」

俺は軽く頭を振る。考えない方がいい。

冷静になれ、冬真。

別に俺には関係ないし。

そんな俺を見てなぜかケタケタ笑う蒼木。

「まぁ頑張って?嘘だから。」

「え?お前、何言ってんの?」

「応援してるよ冬真くーん。」

え、なんなの?

「あ、ちなみに俺、海月のこと好きだから。」

「あ、そう。」

別に聞いてないんだけどな。

野村じゃなくて良かった、って俺何考えてんだろ。

こんなにも複雑な感情になった日がこれまでにあるだろうか。

「あ、俺こっちだから。また。」

「ん、また。」

なんか俺どうかしてる・・・