もしも明日という未来があるのなら

次の日。

帰る前にあるホームルームの時山田先生が入ってきて、まっすぐこっちを見た。

うわ、嫌な予感。

数学の課題は、休み休み時間を使って海月に教えてもらいながらなんとか基礎問題を終わらせた。

だけど、難しい応用問題が5ページ分残っている。

13ページも出しておいて、3日後提出はさすがにキツイよ、山田先生。

だって他の教科の課題もあるし、放課後なんて予定あるし。

病院っていう数学の課題よりやっかいなね・・・

どはぁぁ、と机につっぷする。

「海月ぃ、絶対呼び出しされるよー。」

涙声で海月に訴える。

「まぁ、数学の課題も志望校のプリントも出していないもんねぇ。」

海月が苦笑する。

「でも、長引くだろうねー。」

学級委員の蒼木君の声がクラスに響く。

「きりーつ、しせい、れい」

「さよーなら!」

叫んでダッシュでドアに向かう。

「野村、まさか帰るつもりじゃないだろうな?」

「えー、そんなことは・・・」

「数学課題終わったか?」

「・・・いいえ。」

「志望校は?」

「まだ、ですけど。」

「教室に居残り。みっちり話すぞ。」

最悪・・・。