もしも明日という未来があるのなら

がっくりとうなだれながら教室に向かう。

「そういえばさ、」

水村がちょっと遠慮がちに話しかけてくる。

私が落ち込んでいるのを見て話を変えてくれたとか!?

優しいとこあるじゃないのー。

そう思って顔を上げる。

「今日数学Aの課題提出だよな。」

「げっ。」

「あと、志望校の紙も提出だし。」

「げっ。」

どっちもやってない・・・。

「お前のことだからどうせやってないんだろうけどさ。」

うう、何も言い返せん。

その通りでございます・・・。

はぁぁぁ。

にやっと笑う意地悪な水村とともに沈んだ気持ちで私は教室に入った。

志望校、考えたくないな・・・

大学とか考えるだけ、虚しくなるもん。