もしも明日という未来があるのなら


屋上に来てぐるぐると考える。

まず告白現場、しかも親友のを見て、思わず聞いてしまった罪悪感と驚き。

そして、私はそんなことないまま人生終わるのかなって考えたらふいに泣けてきて。

で、水村が来た。

私はとっさに話を変える。

「ここ、いいね。空がすごく近い。」

「俺も、そう思う。」

風がそよそよの髪の毛を揺らす。

「神様って意外と近くにいたりするのかもしれない。」

水村が近づいてきてフェンスによりかかる。

神様って意外と近くにいたりするのかもしれない。

水村の言葉が心の中で繰り返される。

空との距離はすごく近く感じるのに、いくら手を伸ばしても遠い遠い空。

神様か・・・。

信じて、恨んで、恨んで、恨んだ存在。

でも、信じたいよ。

信じてるよ、神様。

空はどこまでも澄んでいてどこまでも広くて輝いている。

私たちはお昼終わりを告げるチャイムが鳴るまでずっと空を眺めていた。