もしも明日という未来があるのなら


月曜日。

「おはよ、海月。」

「柚月ー、おはよう。ねぇ聞いて、昨日さー。」

学校に行って、海月といつものようにおしゃべり。

海月と蒼木の恋愛話を聞くのも、

数学の小テストが嫌だって言うのも、

このクラスに居られるのも、

あと、一週間。

悩んだ。

悩んで、悩んで、悩みまくって、

私はドナーが見つかった場合、移植手術を受けることにした。

一週間後からは長期入院。

移植が出来るかの検査、説明、登録などいっぱいあるらしい。

血液型、体格、待機期間など、いつ手術ができるかはわからない。

だから治療しながら待たないといけない。

一週間、いつも通り過ごして

本当に何気なく、みんなの前から消えたい。

もし、手術がうまくいったら、海月たちに会いに行こうかな。

そしたら『ばか!』って怒られるかな。

「ーづき、柚月、聞いてる?」

「え?あ、ごめん、ぼーっとしてた。」

「えー、まったく。」

呆れながらパックのカフェオレをちゅうっと飲む海月。

それだけなのに海月だと絵になる。

美人とカフェオレって最高の組み合わせ。

「今日もさすがです、海月先輩。」

「え、急にどうしたのよ?」

ぎょっとする海月に私はにへらっと笑って見せる。

綺麗でハキハキしてて勉強も運動も出来て

責任感もあって、最高の私の親友。

海月、大好きだよ。