もしも明日という未来があるのなら


「あ~すっごい楽しかった!」

「それはよかった。」

「ありがとうね、今日誘ってくれて。」

「おう。」

首にはイルカのネックレス。

右手には迷子になるって繋いでくれた水村の手。

夢みたいな時間だった。

大好きな水村と一日過ごせて。

だめだ。

最近の水村は優しすぎる。

優しくておもしろくて居心地が良すぎる。

・・・好きになっちゃったじゃん。

認めたら止まらなくなる気持ち。

水村が好き。

ちょっと意地悪なとこも

くしゃっと笑う所も

好きで好きでしょうがない。

ずっと気づかないふりして、心に嘘ついてた。

でも私は5年、生きれるかすら分からない。

もう、終わりにしなきゃ。

水村から離れないといけない。

これ以上一緒にいたら戻れないって分かってる。

辛くなるのは自分だから。

水村をたくさん傷つける前に、

最小限の苦しさで済むように、

私から突き放さないといけない。