もしも明日という未来があるのなら


帰り道。

「楽しかったねー。」

「うん、また行きたいな。」

ボーリング場の隣にあるナックで買ったポテトをみんなで食べる。

「ちょっと蒼木食べ過ぎじゃない!?」

「野村は食い意地はりすぎ。」

水村めぇぇ。

ぷぷっじゃないよ、まったくもう。

蒼木はポテトをもぐもぐしながら、

「そーいえば大阪とか京都とかはナックじゃなくてナクドらしーよ。」

「蒼木、聞いてないじゃん!食べすぎだって!」

「ラス1もーらいっ」

海月が最後の一本を食べる。

「あぁぁ・・・」

あんま塩分とっちゃいけないって分かってるけどさ、

時々無性に食べたくなっちゃうよね、うん。

「太るよ?」

海月の言葉にしょぼーん。

「あ、なー海月は好きな人とかいるの?」

「えっ!?ぐ、げほっ」

「ちょっ、大丈夫?」

不意の蒼木の質問にポテトを詰まらせる海月。

なんとも海月らしくない。

まぁ好きな人に聞かれたら誰でも焦るよねぇ。

「好きな人?!ど、どうかな~。」

あははっと笑う海月。

ねぇ初めて知ったよ。

海月ってこんなに嘘下手だったんだね・・・

「どうかなって何、めっちゃ気になるんだけどー?」

二人の会話に私と水村はくすっと笑う。

「あいつらさー、」

「うん、時間の問題かもねー。」

明るくてかっこいい蒼木とクールで美人な海月。

二人がくっついたら学年中が騒ぐんだろうなぁ。

結婚式とか、見て見たかったな。

子供なんかすっごく可愛いんだろうなぁ。

って、まだ見れないって決まったわけじゃないけど。

なんとなく、暗い気持ちになっちゃう。