もしも明日という未来があるのなら

「あ、そうだ。蒼木、ちょっと口開けて。」

と、海月が何か思い出したように声を上げた。

「ん?何?」

ニヤッと笑う海月、え、なんか怪しいよ。

興味津々で私と水村は二人を見る。

「あなたはこれから辛さを感じなくなってあまーくあまーくなっていきます。」

不敵な笑みをうかべたまま海月は指で蒼木の顔をとんとんとしていく。

「なにこれ催眠術?」

「なんか松本すげーさまになってる。」

そして机の上にあったデスソースをポタポタと口の中にたらしていく。

「え?待って、辛くないんだけどなんで!?」

「え、うそ!!海月、やって!!」

「いいよー。」

海月が蒼木と同じようにしてデスソースをたらす。

「んー?・・・!!かー!!かっらかっら!!死ぬー!!」

あわててジュースを飲むけどからさは残ったまま。

あまりのからさにひぃひぃ言ってると水村が爆笑しながらいる?とサンドウィッチを差し出してきた。

こくこくとうなずいて受け取り食べて衝撃を受けた。

「なにこれ!うっまー!」

イチゴジャムとクリームチーズの組み合わせは驚くほどおいしかった。

「な?ハマるだろ?」

ドヤ顔をしている水村はちょっと腹が立つけどおいしいから良しとしよう。

「これなら午後も勉強頑張れそうだなー。」

「言ったな?じゃ、スパルタで行こう。」

「えー!嘘でしょー!?」

そんな私たちを見て海月と蒼木は笑う。

つられて私と水村も思い切り笑った。