もしも明日という未来があるのなら

それから3時間。

解いて、悩んで、聞いて、教えてもらって。

みんなに助けてもらいながら、数学と奮闘した。

水村のお兄ちゃんは午後から来るらしい。

気が付いたら12時を過ぎていた。

「おなかすいたなー。」

海月の一言をきっかけにみんなの集中がぷっつん、と切れる。

「水村スパルタすぎ。開始30分で朝ご飯エネルギー全部消費しちゃったし。」

私も後ろの本棚にすがってだらーんとする。

「俺腹減って死にそう。」

そう言って机にべちょんと伏せたのは蒼木。

「俺も。そろそろお昼にするか。」

水村がそう言った途端にみんながパッと元気を取り戻し、サッサとノートやテキストを片づけてゆく。

「片づけんのはやっ。」

水村があきれたように笑う。

私たちは全員ドヤ顔で親指を立て笑みを浮かべた。

なんだかおかしくなって私たちは笑い声をあげた。