もしも明日という未来があるのなら

日曜日。

私たちは水村の家にいた。

「飲み物用意してくる、課題ちゃんとやっとけよ。」

「はーい、分かってるって!」

「そういうお前が一番危ないんだよな・・・」

「え、何それ!」

私と水村の会話に海月たちがふきだす。

「ほんとふたりっていっつもこうだよね。」

笑いながら言う海月に私たちは『なんで!?』と同時に突っ込む。

「で、とりあえずちゃんとやっとけってこと。分かったな?」

「もちろん!」

そして水村が階段を下りていき、私たちは部屋に足を踏み入れた。

「何これすごっ!!」

部屋に一番に入った私は声をあげる。

青と黒がメインの一般的でシンプルな水村の部屋。

だが、本とマンガが大量にあったのだ。

床から天井までの巨大な本棚には本がぎっしり。

「何回見てもやっぱすげーよな。」

蒼木は何回か見たことがあるのか、さほど驚いてはいなかったけど、やっぱりすごいと感嘆の声を漏らしていた。

「うわ、ミステリー小説がいっぱいある!!」

ミステリー大好きの海月は上の方にある様々な小説を見てめずらしく瞳を輝かせていた。

私はしゃがんで本棚の少し下らへんにあるマンガを見る。

すごい、色々あって本屋みたい。

「あ、ニャンピースある!!これ読もー。」

私がマンガをとると、続いて海月がポリー・ハッターをとった。

じゃ、俺も・・・と蒼木もマンガをとって読む。

水村がいないのをいいことに私たちは本を読むことに没頭していた。