「運命」は本当に存在するのだと、その瞬間理解できてしまった。

中二病はとっくに過ぎてるし、

恋愛に脳が染まってるわけでもない。

俺はただただ普通に生きて、

それなりの恋をして、

家族と共に何の変哲もなく、

焦点を当てて取り上げるには

あまりにつまらなさすぎるような

そんな人生を送って幕を閉じるつもりでいた。

ただただ、この一緒に息をする一瞬すら愛おしい、

宝物のような出会いを表す

適切な表現が見つからなくて

「運命」とかいう、

ありきたりな言葉に落ちてしまっただけ。

奇跡といえるほど、安くない。

必然と言えるほど楽なものでもない。

ただ、俺の人生には君がいなくては成り立たなくて

君がいてようやく息をしはじめた感じで

なんていうか、ただ、君がいればよかった

俺は、君という選択をした。

君だけでよかった。

俺の人生に欠かせない唯一。

それが君の、明日だった_____