5年続いた幸せ。 プロポーズされ、その幸せはこの先ずっと、永遠に続いていくと思っていた。 …悲劇は突然だった。 いつものように仕事から帰って、夕飯の準備をしようとしていた私に届いたお母さんからの一報。 『翔太郎くんが… 交通事故に遭って、亡くなったって』 この時、全てが崩れ落ちた。 身体も、心も、思考も、何もかも。 私は、一番大事なものを一瞬で失った。 私を置いて、この先の夢や希望を置いて、翔太郎は逝ってしまった。