1度聞いたことがある。
細かくは教えてくれなかったがユシアの
過去を...

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ユシアは2歳頃スラムに捨てられた。
貧弱で小さかったユシアは
1週間も外で過ごせば倒れ高い熱を
出した。
そこでユシアは毎日お世話になっていた人がいたらしい。協会のシスターだ。
飲み物や食べ物、雨などをしのぐ場所を用意
してくれたが連れて帰ろうとは
しなかったらしい。
たが、ユシアは体にあるハートの紋章の
せいで周りの人からは気持ち悪い、悪魔の子
だと蹴られ殴られ日に日に体中に痣を
増やしていった。
ただ、ユシアが言うには1度も泣いたことが
ないらしい。
いくら蹴られても殴られても泣かずに
いたと言っていた。
それを見たシスターは泣いていたらしいが...

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俺が聞いたのはここまでだった。
なぜだか分からないのだが続きは話そうと
してくれなかった。
聞くとめちゃくちゃに拒んでその話から
話をそらそうとする。
だから聞くのはやめた。
ユシアが自分から話そうとしてくれるまで。