イリヤside

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イリヤ「.....」

ユシアは大丈夫だろうか？
こんな所でもユシアのことを考えてしまう。
ふんわりとした赤毛の髪。
くりんとした光のない目...
殺しをしてる時の狂った笑顔。
仲間と話してる時のふんわりした笑顔。
細すぎる手足。

イリヤ「拓哉...」
拓哉「なんだよ。」
イリヤ「好きな人とかいるか？」
拓哉「こんな時になんでそんな話する。」
イリヤ「場を...和まそうと...」

とことん馬鹿に思われそう...

拓哉「いねえよ。」
イリヤ「そうか。」
萌奈「イリヤくんはいるのぉー？」

萌奈がやけに近ずいて問うて来る。

イリヤ「いないよ。」

俺は好きという気持ちがよく分からない。
ユシアやイザベラがよくそんな話を
しているが、俺には全くわからない。

イリヤ「好きってなんだろな。」