『青崎くん、宜しくね☆』



季節は春ーー


「柚奈ったら! 今日から高校生でしょ!!」


私が寝ている隣から、ものすごい怒鳴り声が聞こえてくる。


「お母さん~。今、何時なの…?」


私はゆっくり布団から起き上がって、目をこすった。


「8時です!!」


「まだ8時なの…? あと5分だけ寝かせてよ…」


だって、まだ少しだけ時間ある。
布団のオアシスを体で感じていたいよ…。  

      
「…ったく。柚奈ったら高校生活最初の朝だってゆうのに! このバカ!!」


「お母さんひどい!! どこにいるのよ! か弱い乙女の女の子をイジメル鬼が!」  


か弱い女の子をイジメルのは、女の子の敵よ!!それに、バカって言ったわよね! バカって!