つい叫んじゃった…もう無理だよ…

あの人本人が殺したわけじゃないのに…





つらい

もう逃げたい

お父さんに会いたい

もう耐えられない

もう…無理…




かな「…な…菜々!!!!」

菜「!?」

かな「大丈夫!?」

菜「あ…ごめん、かな…」

かな「顔…真っ青だよ?大丈夫?」

菜「……ふっ…ふぅ…うぅ…」

かな「菜々…大丈夫じゃないんでしょ…」

菜「もう……無理だよ…」

かな「うん、辛かったね…」

菜「かな…私……もう…生きていけない……」


パシッ

かな「何言ってるの?菜々、それは言っちゃだめだよ」

菜「かな、私…」

かな「そんなんじゃお父さんが報われないし、安心も出来ないでしょ。」

菜「ごめん、かな…ごめんね…明日には戻るから…」







────今日だけは泣かせて…





かな「うん、おいで…辛いね…それに隣が暴走族ってなると余計にキツイよね…」