────次の日

かな「菜々…大丈夫?今日って…」

菜々「うん、大丈夫だけどやっぱりつらいよ…」

かな「8年だもんね…」

菜「うん、帰りにお墓行く…」

かな「うん、分かった…じゃあ、教室いこ?」




皆「おはよー!菜々!かな!」

かな・菜々「うん!おはよ!」


隣の席には既に浅香さんが…

翔「あ!おはよー!菜々ちゃん!!」

菜「あ…」

ダッ

あ、つい逃げちゃった…
あの日のこと思い出しちゃいそうで怖かった。

ガシッ

菜「!?」

翔「はぁはぁ…菜々ちゃん、どうしたの?」

菜「あ…あさ、浅香さん…」

翔「急に走って行って「来ないで!!!!」

翔「え?」

私はほんとに怖くなって逃げた…

翔「ちょ…待って!」

菜々「ついてこないで!!!!お願いします!!!!」

ガシッ

翔「ごめん、僕、そんな出来た男じゃないから。」

菜「離して!!!!」






天「おい…」

翔「あ!総長…」

菜「あ、あなたは…!?」

天「俺はこの前言った海龍の総長


────中野天(そら)だ。」

翔「天!!なんで僕1人にさせるのー!」

天「もういい、あそこに連れていくぞ…」

翔「ああ、分かった」

天「如月菜々、来い。」

菜「嫌です。」

天「は?お前何言って…」

菜「私は!!!!お前らなんか許さない…絶対にな!!!!」

翔「許さないって…なにを…」

菜「ごめんなさい、何もないです…教室戻ります」

天「あ!おい!」