そんな私の願いは先生に届いたのだろうか。

先生は、ちょっと考え込むそぶりを見せた。

そして、

「泣きたいのはこっちだよ!なんだ、文句があるっていうのかぁ!」

ぜんぜん届いてなかったみたいです。

ごめんなさいと素直に謝る。

すっごく不本意だったけど。

「分かったならいい。補習時間は一日三時間。そのうち2時間は図書室で自習。後の1時間は俺とマンツーマンだ。」

どうだ、嬉しいだろう。と胸をそらしながら高笑いしている先生。

完全にキャラを失っている。

いつもの鉄仮面はどうしたんだ?

みんな、もはや引いてるぞ。