??side

「あの人ちょっと怖くない?」
「分かるぅ。誰も寄せ付けないオーラ全開。」
ヒソヒソと話すクラスメイトの声が聴こえてきた。
そんなオーラ出してないよ?!勝手に見た目で判断しないで欲しい。
俺は音楽がとても好き。でも、この学校に音楽部は無い。
しかし、部員を最低でも5人集めると活動の許可を貰えるらしい。
それでも、俺は先ほども言われてたように怖いらしくまだ友達ができていない。
俺は、中学の同級生がいない高校を選んだ。今は若干後悔している。それでも、この高校に来たかったんだ。1から作って...。とりあえず、音楽が好きそうな人と友達になろう。
?「ねぇ、一緒に移動しよ。」
?「あ、ああ。君は、えーと。」
?「あ、僕?僕はね風本咲って言うんだ。」
?「俺は、時垣雷夜。」
風「時垣君よろしくね。」
時「あ、ああ。よろしく。風本。」
俺にできた初めての友達。部活とかどうするのだろうか。聞いても大丈夫だろうか。よし!聴こう!
時「なあ、風本は部活とかどうするんだ?」
風「僕?幼馴染みと一緒に仲間集めて音楽部創るんだ。」
時「へッ?音楽部創るのか?あっ、えっと、その...。」
風「何?どうかした?」
もしかしたら、これはチャンスなのかもしれない。
時「もし、よければなんだけど俺も一緒にいいかな?」
断られたらどうしよう。やっぱりこんな俺とじゃ嫌だよな。うわぁぁぁぁ。どうしよぉぉぉ。
風「え?時垣君も音楽やってるの?いいよ!一緒にやろう。」