「遠野隼斗くん、わたしは貴方のことが好きです。この気持ちに気づいたのはさいきんだけど、でもきっと出会った日から気付かぬうちに惹かれていたんだと思います。改めて、言います。好きです!付き合ってください…っ。」
い、えた。…言えたよ彩音ちゃんっ
頑張ったよ、頑張ったよ…ね?
怖いよ、なんて言われるんだろ…

『っまじか。最高のプレゼントじゃん彩音(ボソッ)』

いま、なんか言ったような?

『海愛!俺、出会う前から海愛のこと知ってた。ずっと気になってた。俺も好きだよ、海愛。俺はお前の恩人…じゃあ海愛は俺の大切な人だなっ。俺でよければ、よろしくお願いします!』
«きゃぁぁぁぁぁ»
«おめでとーーーー!»
«お幸せにー!!!»
そんな歓声が体育館に響いた。