「颯ハヤトー!!おはよー!」 下駄箱で聞こえた大きな声に思わず体が反応してしまう。 はああ、、、だめだな、、 わたしは下駄箱を後にして教室に向かった。 「千栞チヒロ!!おはよ~」 教室に入るといちばんに声をかけてくれる親友の朱里アカリ。 朱里の笑顔は安心するんだよな、やっぱり。 「朱里いいいい、」 私が朱里の机に座ろうと駆け寄ると、“わかったから離れて”と言われてしまった。 うう、朱里ひどい...。