悩みながらも時間は過ぎていく。
いつも繰り返す変わらない日常に変わらないバカ騒ぎ…
そんなある夏の日。学校から帰ると家の前に誰か立っていた…
キャップ帽にサングラスをかけてていかにも怪しい人ですオーラがあった。
（どうしよう…警察に電話した方がいいのかな…いや、でも…）
電信柱に隠れてグルグル考えていると
家の前からこっちに向かってくる足音が聞こえてきた。
（やばっこっち来るっ。逃げなきゃ…）
「お前なにしてんの。そんなとこで慌てて」
とても聞き覚えのある声が聞こえてきた。
振り返ると家の前にいたいかにも怪しい人がこっちを見て立っていた。
……ので思わずみぞおちあたりをグーで殴ってしまった……
「ぐっ…ゲホッゲホッ…」
転げ落ちたその人を見て驚いた。
「…哲生…？」
転げ落ちた拍子にサングラスが取れたらしい
お腹を抱えて倒れたのは会いたくても会えなかった人だった…