あれから数年

ヒナは一人森の中で

日々過ごしていた

ヒナ「中々絶望に近い悲しみなんか

起きませんもんね…」

いい事である

けど……

ヒナ「やっぱり少しさみしいな…」

ポツリと呟く

いつものように木のそばで

のんびりしようと思っていたら

突然

木のそばから人の気配を感じる

ヒナ「…!まさか……」

慌てて木のそばまで行く

すると

白い長い髪を一つに束ね

空みたいに青い瞳の

〝神様〟に出会った