そう言った琉聖の表情は…どこか苦しそうで…辛そうで…
思わず口をつぐんでしまう。
「お前が思ってるよりもずっと、人間の身体なんて脆いんだよ…」
何かを思い出しているように、語りかけるように言い放った琉聖の声は切なそうで…
「………琉聖…」
私はそんな琉聖を見つめたけれど、私の掴んでいた腕をゆっくりと解くと…倉庫の出入り口へと出て行ってしまった。
琉聖の言っている事は、今日の私の行動の事だ…
確かに私は自覚が足りなかったのかもしれない。梓にももう二度とするなと言われたくらいだし。
でも、琉聖の様子は明らかにおかしくて…他の人とは比べ物にならないくらい今日の私の行動に対して敏感で……
トボトボと歩きながらプレハブへと戻ろうとすると、プレハブの扉の前には心配そうな顔をした悠真と佑衣がいて、どうやら私と琉聖の大声で部屋の外に出て来たみたいだ。
「莉愛ちゃん…」
扉の前まで行くと、やっぱり心配気な顔をした悠真が私の名前を呟く。
なんだか私は悠真にこんな顔をさせてばかりな気がする。
さっきだってそうだ、悠真も佑衣も梓も……そして琉聖にも心配をかけてる。



