その後少し悠真とベットの上で話してから部屋を出た。
部屋を出ると、そこはいつもいるプレハブ部屋の隣にあったらしく、悠真は隣の扉を開けて入って行く。
それに付いて行くようにして部屋に入れば、何やらコンビニ弁当を食べている琉聖と佑衣がいた。
「莉愛!起きたんだねー!良かったー!!」
食べていたお弁当をテーブルに置き、私の元へと走って来る佑衣はやっぱり可愛いくて。
「心配かけてごめんね」と佑衣のふわふわな髪に触れれば、佑衣は満足そうに目を細める。
それより…二人がお弁当食べてるって事は…
「今何時?」
「20時過ぎだよ」
そっか……私2時間も眠ってたんだ。
「莉愛おでこ痛そう…」
「大丈夫だよ、私石頭みたい」
佑衣に手を引かれ、さきほど佑衣が座っていたソファーの隣に座らされると、悠真が私の分のお弁当をテーブルへと置いてくれた。
さっそくお弁当を食べようと目の前を見上げれば、そこにいるのは琉聖。
しこたま機嫌の悪そうな琉聖の顔。
目は細められ、何故か睨まれている……。



