暗い暗い…ずっとただ暗い道の上





立っているのは……私?




軽蔑したような大人達の視線



痛いほど伝わってくる、自分の存在価値。





ずっと一人だった…

ずっと一人で良いと思ってた……





それなのに、今感じるこの胸の痛みはなんなのだろう。





顔を見上げれば、遠くに見えるのは一筋の光…




私は必死に手を伸ばすけれど…

それはなかなか掴めなくて……




掴もうとすればするほど遠くへ行ってしまう……





「………って…」




どうして……





「待って!!!」





どうして届かないの……