学校から帰ってきて夕方、自宅の冷蔵庫を開けて唖然とした。




何にも入ってない…
入っていると言ったら、ミネラルウオーターが二本といつ買ったのか分からないプリンが一つ。





やばい…こんなの聖に見られたらなんて言うか…



またごはん食べてないって怒られるに決まってる。





制服から軽い部屋着に着替えてシャツだけ羽織ると、お財布だけを持ってすっかり暗くなってきた街へと下りていく。




コンビニまでは歩いて5分くらいで、目的の場所へはすぐに着いた。




夜の街を歩いたのは何だか久々のように思う。いつもはマンションから見下ろしている景色も、近くで見るとまるで違う世界のようで




それが何だかやけに新鮮に感じる。