正直、愛情と友情とか…そういうのはよく分からない。
恋もした事がない……好きな人さえいた事のない私にとったら…それを知るという事はとても難しい事で、恋愛小説や映画を見てもイマイチぴんとくる事もない。
それも、いつか分かる日が来るのだろうか……
好きな人が出来て恋をして、友達が出来て大事に思って…愛情とか友情という言葉を理解できる日が来るんだろうか。
この、偶然にも関わる事になったシルバーナイトのメンバー達と、仲間を大事に想っているであろう背中を見たあの日から、私は何か普通の人らしい感情を見つける事がもしかしたら出来るのかな。
「そういえば佑衣君は何年なの?」
「僕は中三だよ!それより莉愛、僕の事も呼び捨てで良いよ」
ニッコリと笑う佑衣は可愛いペットのようで、いや…もはや天使で、コロコロと変わる表情をずっと見ていられる。
「うん、じゃあ佑衣って呼ぶね」
それは皆んなそうなのか、すぐ佑衣に意地悪を言っている琉聖も、温かい目で見ている悠真も本当に皆んな佑衣を可愛がってるのが凄く良く伝わってきた。
倉庫に戻ると、佑衣が下にいるメンバーを紹介してくれるって事で佑衣に片手を引かれ、プレハブには戻らず二人で倉庫の広場にいるメンバー達の元へと一緒に行く。



