何て説明をしたらいいんだろう…



まさかこの部屋にあの三人以外の人物がいるとはミジンも思ってなくて、悠真だって何も言ってこなかったから、てっきりいるとしても梓と琉聖だけなのかとばかり思っていた…






「えーっと…」どう説明したら良いもんかと悩んでいると、





バンっと、もの凄く良いタイミングで扉が開き入ってきたのは琉聖と悠真。





「あ？何してんのお前」






入り口付近で突っ立ったままの私を見た琉聖は「何してんだ？」とでも言いたげに眉を歪まし首を傾げる。




そんな私をヒョイッと横から抜かし中へと入ると





「ん？佑衣（ユイ）じゃねェか、お前腕治ったのか？」




私を見ていた少年の視線はゆっくりと琉聖の方へと向けられ「え？佑衣？」と後ろからはそんな悠真の声も聞こえてくる。




チョコレート色の髪をした少年はそんな二人を視界に入れると、眉間にシワを寄せもの凄く不機嫌そうに舌打ちをした。