それに琉聖の幼馴染ってことは、悠真と琉聖も幼馴染だったんだ。
「あ、えっと…間宮莉愛です。よろしくお願いします」
一体何をよろしくするつもりだったのか自分でも分からないけれど、とりあえず自己紹介といったらこれしかなくて…堅苦しい私の挨拶にまた琉聖が可笑しそうにゲラゲラと笑っている。
「莉愛とこいつタメだぞ」
「そうなんだ、同い年」
笑いを止めた琉聖が私を見下ろしながらそう言うと悠真の妹のひなのさんは「こちらこそ、よろしくね」と可愛らしい笑顔で笑った。
この子、本当に可愛い。さすが悠真の妹さんだ…完璧スマイルだ。
そんな事を思いながらボーッとひなのさんを見ていると、ブーブーっと微かな振動が私の足へと伝わりスマホが鳴っている事に気がついた。そしてそれに気が付いたらしい二人も私の方を見ている。
「早く出ろよ」
「うん」
琉聖にそう言われ、急いでスマホをポケットから取り出すとディスプレイに書かれていたのは悠真の名前。
これはまさに噂をすれば…というやつなのだろうが。
「…悠真だ」
「悠真?」
こんな時間に悠真から電話が来るなんてかなり珍しい。どうしたんだろうか…
そんな疑問を抱えながら通話ボタンを押すとソレを耳に当てた。



