単純に嬉しかった。琉聖の気持ちが。
この痛みから解放されることは無くても…一人でも味方がいてくれるだけで心強くて、琉聖に話せて良かったとそう思う。
少しだけ乱暴に、雑な感じで頭を撫でる琉聖は誰かを励ます事に慣れていないのかそれとも照れくさいのか。
「ありがとう」と胸元で呟けば、どうやらそれは彼に届いていたらしく「お前の子守は慣れてる」なんて憎たらしい言葉が降ってきたけど、今はそれさえも慰めに聞こえて私を励ました。
「……琉聖?」
しばらくして、感情が落ち着いてきた私は琉聖から離れようと顔を持ち上げると、ふいに聞こえてきた女の子の声。
何処かビックリしたような、唖然としているようなそんな声にゆっくりと視線をそちらへ移した。
私の頭を撫でていた琉聖の手が止まり「あ?」と少しいつもより低い声が聞こえて、次の瞬間には
「何、してるの…こんな所で」



