Silver Night-シルバーナイト-




生徒会の手伝いは簡単な書類整理やホチキス止めだった。



私の他にも何人かお手伝いの人がいて、皆んな黙々と作業を進めていく。



でもそれも三日する頃には少しずつ会話が増えてきて、私がそれに混ざる事は無いけれど挨拶程度は出来るようになった。



時間も時間で遅いからか、何にも言わなくても毎日聖が家まで送ってくれる。



塾がある日も私を送ってから塾に行ってるみたいで、年下なのに本当に面倒見が良くていつもお世話になってばかりだ。



朝起きて学校へ行き授業を受けて放課後は作業をする。



たった一つ行動が変わっただけで、ここまで毎日の過ごし方が変わってしまうのかと思うほど、シルバーナイトの倉庫に行かなくなった事は私にとって生活をガラリと変えた。



だからこうして、自宅の窓辺で町並みを見下ろすのもやけに久々に感じる。




倉庫に行っている時は夜ご飯もしっかり食べるし…家に帰ってお風呂に入った後、軽く勉強をしたらベッドへと入る。そんな習慣が出来ていた。




それに最近は何だかやけに寝付きもよくて……多分あの日から。梓の家で眠った日からやけに良く眠れる。




だけどそれもここ数日はそうでもなくて……眠れない事を誤魔化すかのように、こうして窓辺でネオンをついつい見つめてしまう自分がいた。