ムリムリムリ…!


そんなの口が裂けても絶対言えないよ!





でも言わないと、解放されないし、絶対恭哉君退いてくれないだろうし…。





何かいい言い訳がないか考えるんだ、私!





えっとー…


ええっとー…





…うん、ダメだ。


こんな状況で考えられるはずないじゃん、バカッ!





「観念して洗いざらい吐け」





「いやっ!絶対、恭哉君には、言わないもん…っ」





「へー?じゃあ、この続きしてほしいってことでいいんだな」





「は!?ちょ、待って…!」





今まさに、恭哉君の魔の手に襲われそうな時、ようやく救いの手が差し伸べられた。