俺が好きって認めれば?【完】

なんでって言われても、それは、恭哉君を遠ざけるため。





…だったんだけど。





その作戦は見事にリスクしかないし、そもそもそんなこと、恭哉君に正直に言えるはずもない。





言ったらそれこそ、私の身が危ないよね…。





「それより、恭哉君はいいの…?」


「何が?」





私は視線を地面へと落とし、気まずそうに口を開く。





「私なんかと、遊んでいいわけ?つまらないよ、私」





と、自分を卑下してみた。





だって、だってこうするしかないじゃん…!?





恭哉君から断ってくれれば、全て丸く収まるわけだし…


私なんかと遊びたくないって思わせれば、断ってくれるよね?