私はニヤリとした笑みを美冬に向ける。





「からかうのはやめなさい」





と言って、美冬は口元を綻ばせながら、私のおでこを優しく叩いた。





「え~本気だよ?」





大人っぽい美冬と少し子供っぽい遊君。





私はお似合いだと思うんだけどな~





「遊はただの部活の仲間だよ」


「でもでも、遊君って割とカッコいいと思うけど?」





少し顔が幼く童顔気味な遊君。





それでも容姿端麗に違いはなく、勝手にモテるだろうな~と妄想を膨らませていたくらいだ。





性格だって明るくて優しいし、困ってる私のために協力してくれようとして、すっごく良い人じゃん!