そして放課後、晴れない顔で私は美冬と一緒に帰っていた。





「あ~もう、最悪だ!」





先ほどから出る言葉は同じ。





いつまでもぐずぐず言っていた。





何度後悔したことか。


何度絶望したことか。





何であんな遊君の作戦に賛成したんだろう…!?





ほんと、私のバカ。アホだ、アホ~!





「ほんっと、バカだね恵那」





美冬は容赦なく私の傷口に塩を塗りたくってくる。





そ、そりゃさ?


私がバカなのがいけないんだけどさ?





もうちょっと、優しい言葉で慰めてくれたっていいじゃん!