「うん!分かった!美冬には私から伝えておくよ!」


「じゃあ俺は恭哉に伝えておくね♪」





私たちは作戦の成功を見据え、熱い握手を交わした。





これで、私の未来に希望の光が見えてきた…!!





決戦の舞台は今週の日曜日。





負けられない戦いがあるのだ!!





「恵那ちゃん!頑張ろうぜ!精一杯協力するから!」


「うん!ありがとう遊君!」





頼もしい味方もいるし、やるっきゃないね!


よーしっ、頑張るぞーっ!





そして昼休みの終わりを告げるチャイムの音と共に私たちは屋上を後にした。





教室に戻った私が、美冬に先ほどのことを報告し、「バカ」とこっぴどく怒られたのは言うまでもないことだ。