俺が好きって認めれば?【完】

「恵那、覚悟しとけよ」





「…へ?」





恭哉君がくるりとこちらへ振り向いたかと思うと、すっぽりと恭哉君に抱きしめられていた。





「一生お前のこと離してやんねーから」





「ばーかっ!それはこっちのセリフだよ!」





「へー言ってくれるじゃん」





「恭哉君こそっ」





私たちはお互い見つめ合うと、再び甘いキスをしたのだった。





きっとこの先もずっと、こうしてくだらないことで言い合って、そのたびに笑ってるんだろうな。





私たちは、喧嘩するほど仲いいもんねっ?