俺が好きって認めれば?【完】

すると…





「お前が、好きだ」





「…え?」





キスをされるのではなく、耳元から特別甘い声でそう囁かれたのだった。





ポカーンとする私を無視して、恭哉君はベッドから降りる。





「きょ、恭哉君…!」





わっ、私のことが好きだって…


どうしよう…死ぬほど嬉しい…!





ベッドから飛び起き背を向ける恭哉君を見つめる。





「今、私のこと…好きだって…」





「もう2度と言わないけどな」