「こう見えて遊は恭哉君と親友なのよ」


「えっ親友…!?」


「そっ、意外でしょ?」





と、美冬は可笑しそうに小さく笑う。





「意外ってどーゆーことだよ!俺と恭哉、めっちゃ仲いいんだぜ?」





…確かに、意外な組み合わせ、なのかな?





性格のタイプは真逆そうにみえる。





遊君はどちらかというと、ムードメーカー的な感じ?





「遊が恭哉君と仲いいの知ってたから、恵那のこと話してたら、俺に任せろってうるさくてね。恵那のこと、助けたいんだってさ」





美冬は可笑しそうにそう話した。





「そういうことだったんだ」





遊君…!


困ってる私を助けてくれるなんて、なんていい人なんだ…!