俺が好きって認めれば?【完】

「恭哉君!私のことどう思ってるの?」





この質問の答えを聞けば、聞きたかったことの全ての謎が解ける。





そう、確信していた。





「そんなの言わなくても分かるだろっ」


「ううん!全然分かんない!ちゃんと言って?」





恭哉君の頬が少し赤い気がするのはきのせい?


それとも…照れてる…?





ジッと見つめる私を恭哉君は嫌そうな目で見つめ返す。





「…だから、お前と同じ気持ちだって」





なにそれ…!ずるい…!


私にあそこまで言わせておいて、肝心なことは言わないつもり!?





私は少し考えた挙句、口元をニヤリと歪ませる。





「ねえ」





「なんだよ」