俺が好きって認めれば?【完】

花火に気を取られた私たちは、唇が寸前で触れるというところで止まっていた。





「ぁっ…」





最初の一発を合図に、次々と打ち上げられる花火。


その光に照らされる中、私たちは視線が交わる。





その途端冷静さを取り戻し我に返る。





そして現状を瞬時に理解しベッドから飛び起きた。





いっ、今…私、恭哉君とキスするところだった…!


ど、どどど、どうして…っ!?





心拍数が上昇し、呼吸も乱れる。


顔には熱が集まり、頬を紅潮させる。





「きょ、恭哉君…今、なにしようと…」





「キスだけど」





「ど、どうして…?」





焦る私を前に、恭哉君は至って冷静だった。