俺が好きって認めれば?【完】

時間の流れがとてもゆっくりに感じる。





「とにかくみんなのとこ戻ろうよ。ね?」


「…」





ベッドから立ち上がり、綺麗な整った顔立ちを見つめる。





しかし恭哉君からの返事はなく、その瞳は何に向けられているのか分からない。





そんなに花火に興味ないのかな~。


まあ、それなら仕方ないか。





…本当は一緒に見たかったけど。





「…じゃあ、私は戻るから…気が向いたらグラウンドに来て………へ?」





保健室を立ち去ろうとすると、恭哉君に腕をギュッと掴まれたのだった。





「恭哉君…?」





「ダメ、行くな」





恭哉君の瞳は私の目を捉え、掴んで離さなかった。





「恭哉君?どうしたの…?」


「…やっぱ俺、気長に待つとか無理だわ」