「ふーん?まっ、とりあえず3人で楽しもっか」


「そうだねっ」





恭哉君のことは少し気になるけど、起きたらきっと戻ってくるよね。





私たちはグラウンドへと場所を移動させると、すでにそこには沢山の生徒で溢れかえっていた。





中央では大きなキャンプファイヤーが上がり、それを囲うように離れたところに出店など出ていた。





「よーしっ、美味いもんいっぱい食って恭哉に自慢してやろうぜ!」


「いいねっそれ!」


「もう2人とも調子に乗って食べ過ぎないでよね」





暫く3人で楽しく打ち上げを満喫していると校内放送が流れ出した。





「えー、まもなく打ち上げのフィナーレを飾る打ち上げ花火を致します。生徒の皆さんはグラウンドへと集まるように」





「打ち上げ花火やるんだね!」


「いいね、楽しみじゃん」


「あっ、恭哉起こしに行く?」





そういえば、まだ保健室で寝てるのかな?


せっかくの花火だし、恭哉君も絶対見たほうがいいよ。





…それに、私も一緒に見たいし。





「なら、私と遊で場所取りしておくから、恵那が恭哉君を呼びに行ってよ」





「えっ私?」