顔に熱が集まるのを感じながら、気まずさから視線を地面へと逸らす。





「なあ恵那」


「なっ、なに…」





恭哉君の顔がまともに見れない。





どうせまた私のこと、顔真っ赤だってからかうんだもん…。




恭哉君にとって私はただの遊び相手だもんね。


からかって面白がってるだけだもんね。





顔を伏せていると、アゴを掴まれ強引に上へ向けさせられる。





恭哉君の整った綺麗な瞳と、私の涙で少し赤くなった瞳が交じり合う。





「きょ、恭哉君…?」





「俺のこと好きなんだろ?もう俺と付き合えばいいじゃん」