俺が好きって認めれば?【完】

「お昼休みは、この前会った後輩の子と中庭にいたけど」





「その後輩って、小早川隼人だろ?」





「えっ!なんで知ってるの!?」





恭哉君の口から隼人君の名前が出て驚きの声を漏らす。





「…あいつは、中学の時の後輩」


「そうだったんだ!」





ということは、遊君の後輩でもあるってことか。





私が納得した様子を見せる中、恭哉君は苦虫を潰したような表情をしていた。





「えっ、どうかしたの?」





「なんで小早川と中庭に居たんだよ」





「廊下でたまたま会って、少し話したいって言われたから」





どうしたんだろう?


やっぱりちょっと、怒ってる…?