俺が好きって認めれば?【完】

最後のは一体どういう意味だったんだろう…。





そんなことを考えながら教室へと戻り、自分の席へと座る。





すると隣の席の住人から、待ってましたと言わんばかりの熱い視線を送られる。





「恵那~?今までどこに行ってたわけ?」


「あっ、美冬…。ごめん、ちょっと用事をすませに」





美冬はジーっと私のことを見つめる。





「全く。こっちは色々と大変だったんだから」





そう言ってやれやれといった様子で大きなため息をついていた。





「大変って?」





そう聞き返すと、美冬は前方の席へとツンツンと指を差す。





その指の先を追っていくと、恭哉君の姿が。