聞き返した時、ちょうどお昼休みの終わりを告げるチャイムと重なってしまって最後の部分がよく聞こえなかった。
「ごめんっ、今なんて…」
今、恭哉君の名前が出なかった?
「恵那先輩っ!教室戻りましょうかっ」
「はっ、隼人君…!?」
隼人君はベンチから立ち上がりニッコリと笑うと、私の手をギュッと握って引っ張ったのだった。
はっ、隼人君んんっ!?
手…!手…!握られちゃってるよ…!?
隼人君は、戸惑いを見せる私の手を繋いだまま校舎へと向かう。
なんで、手を握って…
ど、どうしよう。
嫌ってわけじゃないけど、やっぱこういうのってよくないよね!?
「隼人君…あの…」
「俺と手を繋ぐのは嫌ですか?」
「ごめんっ、今なんて…」
今、恭哉君の名前が出なかった?
「恵那先輩っ!教室戻りましょうかっ」
「はっ、隼人君…!?」
隼人君はベンチから立ち上がりニッコリと笑うと、私の手をギュッと握って引っ張ったのだった。
はっ、隼人君んんっ!?
手…!手…!握られちゃってるよ…!?
隼人君は、戸惑いを見せる私の手を繋いだまま校舎へと向かう。
なんで、手を握って…
ど、どうしよう。
嫌ってわけじゃないけど、やっぱこういうのってよくないよね!?
「隼人君…あの…」
「俺と手を繋ぐのは嫌ですか?」

