俺が好きって認めれば?【完】

「ふふっ、ありがとね」





ほんと、素直で真っ直ぐな子だな。





誰からも好かれそうだし、誰とでも仲良くなれそう。





「そうだ!もしよかったら、今から中庭で少し話しませんか?」


「今から?」


「はいっ!俺、もっと恵那先輩と色んな話がしたいです」





一応お昼は食べ終わってるけど、美冬達と居る途中だったし…


でも、せっかく誘ってくれたのに、断るのも可哀想だよね。





「うん!いいよ!じゃあ、中庭いこっか」


「ほんとですか!?やった!めっちゃ嬉しいです」





と、大袈裟なリアクションをする隼人君にクスクスと笑みを零しながら、私たちは中庭へと場所を移動させた。





そして2人でベンチに腰掛け、私たちは色んなことを話した。





隼人君は話すのがすごく上手で、聞いてるだけですごく楽しかった。