恭哉君が私のこと、そんな風に言う訳ないっ！絶対ないっ！


また私のことからかってるに違いなんだ…！





動揺した様子をみせる私に、恭哉君は不敵な笑みを浮かべる。





「さあ？どっちだろうね」





その笑みからは真意を読み取ることが出来ない。





恭哉君が何を思っているのか。


本当の気持ちはなんなのか。





私はいつもの如く、こうやって恭哉君に翻弄されるしかないのだ。





「なっ、なにそれ」





絶対冗談だよっ。


こんなの冗談に決まってる。





いつもみたいに❝気まぐれ❞とか❝全部冗談❞って、笑って言ってくれればいいのにっ…。





これ以上私の心かき乱さないでよばかっ！